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3月17日、ロータリー第2750地区大会で堺屋太一氏の特別講演「2010年代の日本」を
聞くことが出来た。なかなか示唆に富んだ、刺激的な内容だったのでポイントを紹介する。

    ・ 団塊の世代がどっと定年退職するが、世の中は良くなる
    ・ かれらはローコストで良質な労働力になる
    ・ よって日本経済は上昇、物価は安定する
    ・ 高齢者マーケットが出来る
    ・ 高齢者は好きなことにお金と時間をかけよ
    ・ 「好きなこと」が見つからないのが問題

最後の「好きなこと」が見つからないといったとき、聴衆はどっと沸いた。ぼくも思わず笑った。
氏は続ける。「好き」とはいくらやっても疲れないこと。たとえばゴルフ。親しい仲間と4人でやった後、次の日にまた1人で見知らぬ人の中に入って1ラウンドする。でも疲れない。かえって元気になる。
これが「好き」の定義。1人でも続けられる。やればやるだけ「元気」になる。聞いていて合点がいった。

自分はディベートが好きか? 自問自答してみた。うんやはり「好き」なんだろう。
まず、土日に研修をして喜んでいる。年に1回だが日曜日の朝6時におき、武蔵境のICUに行って
ディベート・トーナメントのジャッジをする。終日座っているので肉体的疲れは残るが「好き」だから
精神的には高揚感がある。今年62歳。この年で大学生の英語ディベートのジャッジをして
喜んでいるのはぼくぐらいだろう。なんだ「あのおじさん」? 自分の息子より若い人達に
どう思われているのかな。ちょっと浮いている気がするが、それも「好き」だから気にならない。

時々、ディベートの講師になりたいという人がでてくる。 なれるかどうかは、本当に「好きか」どうか。
1人で大学生のディベート試合を探し、見に行ってジャッジになったと思ってノートをとり
一日楽しく過ごすことが出来るか。1人でいろいろなディベートワークショップや講演に
出来るだけ参加して、批判するのではなくいいところを探して楽しめるか。 この答えが「YES」なら
資格あり。 プロになるにはどうしても地味なことを淡々とする「下積み」の時期が必要だからだ。

啐啄同時。この字が意味するように、研修ではディベートが「好きな」人に教えたいと思う。
少なくとも「習いたい!」と思っている人に教えたい。 ふるいにかけるのは簡単。
日曜日にみんなが休んで遊んでいるときに、敢えて講座を開く。 すると「好きな」人しか来ない。
企業でも敢えて土曜日の午前中にクラスを開く。 これも意欲満々な人しか来ない。

参加する人は必ず他の人より上手くなっている。
だってそうでしょ。
好きこそ物の上手なれ

それに、人と同じことをしていたら、差がつくわけがないのです。
2006年


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