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それでは、肯定側から 反対尋問を5分でお願いします。
あれっ 裁判かな? 
検事風ディベーターは目を伏せ
資料を読みながら、暗い声で質問。
相手はどぎまぎして、
感情を高ぶらせて答えています。
ちょっと極端ですが、
これが日本のディベート風景です。

「それでは首相スピーチを
お願いします。」
チャーミングな英国人の
女子大生はニコニコしながら、
ジョークをいって皆を笑わせました。
論題は「子どもに体罰は必要か」。
急に「ウェーン」といって
子どもみたいに泣き出し、お尻をぶたれた子どもの感情を声色で表現。爆笑。
まるでショウを観ているみたいでした。これは数年前に英国からきたオクスフォードや
ケンブリッジ大学のトップディベーターのモデルディベート。

日本人には どちらのディベート教育が必要なのでしょう?

前者は裁判。後者は知的スポーツ。ぼくがこどもなら「裁判」なんかしたくありません。
負けて惨めな思いをするなんて嫌です。出来ればゲラゲラ笑いたい。
負けても終わったあとに堅い握手をして相手を讃えたいです。
そしてスポーツのように何回も何回も練習してうまくなりたいと思います。

T&Tは子どもにスピーチ&ディベートを教えているのではありません。スピーチ&ディベートの
練習を通して世界の共通語「ユーモア」のわかる紳士、淑女になって欲しいのです。
子どもに「笑い」「自信」をプレゼントしたいのです。
「笑うSPEECH&DEBATE」を知的スポーツとして日本中に広めたいと思う理由は正にそこにあります。

そのためにはまず隗より始めよ。学校の先生が生徒とチームを組んで「英国式ディベート」を
始めて欲しい。そしてゲラゲラ笑って欲しい。例えば、「ゴキブリの存在は許せない」とか
「マンガを教科書にするべきだ」なんていう題。盛り上がります。「笑う」と頭の回転がはやくなり、
エネルギーもでてきます。

「ヤッテミセ、イッテキカセテ、サセテミテ、タクサンワラエバ、コドモヨロコブ」

最後にまとめをもう一度。
社会で必要としているのはディベーターではありません。スピーカーでもないです。
ユーモアがあって、あたたかい、スピーチもディベートもできる「コミュニケーター」なのです。


2005年REVISED

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