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  「2つの物語」
Toshi に出会ってから今日まで、たくさんの学びをいただいてきました。
その中で、とても印象に残っている2つの物語と、そこから私がいただいた学びを
ここに記させていただきます。

1つめの物語です。
私がはじめてトーストマスターズのコンテストにチャレンジした時の事。
まだひなびた印象のある国際文化会館の一室で、私からお願いして
テーブルトピックスの稽古をつけていただきました。
やる気が溢れて緊張している私に、Toshi がいきなり鳩サブレを二枚差し出して、
「これを食べながらやろう」と仰いました。「なんで鳩サブレなのかな?」と
思いながら、ポリポリと鳩サブレを食べている間に肩の力が抜けて、
緊張した気持ちが楽になったあの感覚を、私は今も覚えています。
こんな風に、Toshi はそこはかとなくユーモラスに人の気持ちを和ませて
心地のよい場を創ってくれます。その心地よい場は、楽しさとなり、
わくわく感となり、結果として緊張しているよりずっと沢山の学びを
得ることができるのだと思います。

2つめの物語です。
ある夏、慶応大学の湘南キャンパスにシンガポールからの凄腕Debater の先生が
3人いらして、 一週間集中的にDebate を学ぶキャンプがありました。
タフなキャンプになる事は容易に想像できたので、参加には勇気を要しました。
けれど、またとない学びのチャンスだ、と申し込んでみると、社会人と学生の
参加者の比率は半分ずつくらい。若手が沢山いる中に、還暦間近で最年長の
Toshi がいました。毎日毎日、汗をかきながら東京から湘南まで通うだけでくたくたになってしまいます。それから学生や若手に混ざって難しいトピックについて
Debate をするのは本当にタフでした。そして、キャンプの終盤にはGlobal な
大会でDebate のジャッジをする資格を得るための試験がありました。
オーストラリアのアクセントの強いDebater の試合を聞いて実際にジャッジをする、
という難しい試験の後、結果は参加者全員の前で発表されます。当時から
Debate ワークショップを実施していたToshi にとってはこの状況はきついもの
だったと推測します。ところが、Toshi はチャレンジしました。発表の時、
私は自分の結果を聞くよりもToshi が合格できているか、ということの方が
気になってドキドキしていました。
そして結果は、、、 見事に合格。 Toshi は結果発表の後、
「いやあ、ハラハラしたよ〜。よかった、 よかった」と汗を拭きながら
笑っていました。そして冷たいビールをおごってくれました。

この時のToshi が教えてくれた事を、とても大切にしています。
それは、挑戦する勇気、そして、学びつづける覚悟です。
Lead by example. 私はこの言葉を「背中で示す」と訳します。楽しく学ぶこと、
けれど本気で学ぶことを私はToshi から学ばせていただきました。
大人になってからも、大切な事をこうして信頼できる人生の先輩の背中から
学ばせていただける幸運に心から感謝しています。還暦Debater として輝いた
Toshi は、古希では何をやらかしてくれるのでしょう。(笑)
これから繰り広げられるユーモラスでかっこいいたくさんのToshi の物語を、
またChatterBox に語らせてください。
(C B)